Lumix DC-GH5は扱いづらくて高価なので、DMC-G8を購入した

2018年9月23日カメラと写真, 撮影と録音

1年ほど前ですが、Lumixのミラーレス一眼DC-GH5DMC-G8と、どちらを購入するか迷った挙句にDMC-G8を買いました。

自分は以前からlumixシリーズのミラーレス一眼カメラ GMC-GH3を使っていたので、買い替える際に検討したことや、DMC-G8の感想をまとめます。

 

DC-GH5を買わなかった3つの理由

スペック比較を今さらやっても仕方ねぇと思いますんで、主観的に気になったところを3点説明します。

高価すぎだろ

価格コムでDC-GH5の価格(2018年5月時点)を見ると19万円程度でした。

この機能なら20万でもお値打ち、みたいな空気になってるけど、やっぱ高いと思う!

対してDMC-G8は2018年5月時点で8.7万円。半額以下です。

それでも充分高価な趣味の逸品だとは思いますが、10万以下で本格的な写真が撮れるカメラで、しかも4Kビデオカメラとしても使えるなら、買ってもいいかなと思えました。

逆にGH5はちょっとオーバースペックかなと。

 

重すぎて常用できなさそう

これまで使っていたDMC-GH3と、DMC-G8、DC-GH5の重量を比較してみました。

型式 DMC-GH3 DMC-G8 DC-GH5
本体のみ(電池込み) 550g 505g 725g
軽量単焦点レンズ込(※1) 637g 592g 812g
標準ズームレンズ込(※2) 855g 810g 1030g

※1 パナの軽量単焦点レンズLUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.の重量(87g)を加えてみました。

※2 パナの高級標準ズームレンズ LUMIX G X VARIO 12-35mm / F2.8 II ASPH. / POWER O.I.S. の重量(305g)を加えてみました。最初の写真の形態。

本体だけだとDC-GH5の重量が、ほか2機種に比べて1.5倍近くあります。

標準ズームレンズ込だと差が小さくなるけど、DG-GH5は1kgを超えてきます。

 

自分はLumixシリーズのカメラを使う前はニコンの一眼レフを使っていたんですが、重くてかさばるため普段使いできなかった経験がありまして。

GH5の重さとサイズ感だと、その失敗を繰り返して普段使いできいないんじゃね?という抵抗感がありました。

 

動画ファイルが扱いづらい

DC-GH5には4k-10bitで制限時間なしに動画撮影できるというトンデモナイ機能があります。

半分は動画撮影用として購入を考えていたので、これは魅力的でした。

しかし撮影データの扱いが簡単ではなく、使いこなせる自信がなかったので購入に踏み切れませんでした。

 

GH5の撮影データはWindows標準ソフト(フォト)で再生不可

購入検討時に、ヨドバシカメラさんに展示していたGH5に持参したSDカードを入れて、テスト撮影させてもらいました。

そのデータを自宅のパソコンに取り込んで再生してみると、普段動画編集に使っているAdobe premire pro CS6では再生することが出来ましたが…Windows標準の動画再生ソフトである「メディアプレイヤー」「フォト」では再生できませんでした。

なので、テキトーに撮影した動画ファイルを確認する場合ですらadobe premire cs6を使わないと再生できないわけです。

もちろん10bitではなく8bitの普通の動画フォーマットで撮影すれば問題ないワケですが…それだとGH5を買う価値が半減するし…意味ないよなぁ…と思ってしまうワケです。

GH5の動画サンプルデータを配布してるところもあるので、扱いやすさについては検証してみてから買うことをおすすめします。

 

動画のファイルサイズ巨大

端的に言って、GH5で撮影した動画は、G8で撮影した動画の1.5倍のファイルサイズになるのです。

以下に自分が使いたい設定で、動画撮影した場合のファイルサイズを比べてみました。

演奏会1回を撮影して、3時間くらいの動画データになったことを想定。

カメラ 撮影設定 撮影

ビットレート

ファイルサイズ(撮影時間当たり)
1分 1時間 3時間
DG-GH5 4K30fps : 10bit 150Mbps 1.13GB 67.5GB 202.5GB
DMC-G8 4K30fps : 8bit 100Mbps 0.75GB 45GB 135GB

詳しくは「4K動画編集に必要なPCスペックは?」で説明してますが、G8の撮影でも4K撮影した大容量動画ファイルを扱うのは簡単ではありません。

GH5の撮影ファイルサイズはその1.5倍(それ以上の設定もある)なので、動画編集も更に重くてキツイはずです。

カメラ1台なら何とかなるかもしれませんが、自分の場合はマルチカム撮影が多いので…PCが耐えられるか自信がなく、これもDG-GH5の購入を躊躇した理由の1つです。

 

DMC-G8の良かったところ3つ

そんな比較をしつつDMC-G8で必要充分な機能を備えていると判断し、購入に至りました。

ここからは1年使って感じているDMC-G8の良さをまとめます。

 

制限時間なしに4K動画撮影が出来る

DMC-G8は、フラッグシップのGHシリーズ以外では初の、制限時間なしに4K動画撮影が出来る機種です。

自分の使い方ではマストな機能で、これがあるから買ったようなもんです。

これまで使っていたDMC-GH3で撮影したフルHDの動画と比べて、DMC-G8で撮影した4K動画には明らかに細かい部分が写し込まれてます。

4K動画をフルHDに圧縮しても、やっぱりG8の撮影データの方が細かいところが写っていて高画質という印象で、この画質で長時間撮影が可能、という性能に大変満足しています。

拙作で恐縮ですが、El duendeさんの撮影では、全体カットをDMC-GH3、ピアノのアップをDMC-G8で撮ってました。(最終的にはフルHDで書き出し)

撮影の詳細は「演奏会の動画はマルチカム撮影にすると見ごたえがアップするぞ」に書かせて頂いてます。

4K動画の編集については、「低スペックPCでも4K動画編集をする3つのコツ」でも触れさせて頂いてます。

 

動画撮影中に5軸手ブレ補正が効く

Lumixのミラーレスカメラの手ブレ補正機能が徐々に強化されいたのは知ってましたが、G8でついに「動画撮影中も」「5軸手ブレ補正が」効くことになって、大変魅力に感じていました。

歩きながらカメラ手持ちで動画撮影する時は、GH3は手ブレがひどくて使えませんでしたが、G8だと手持ちで動作撮影してもブレがほとんど気にならず、人に配れるレベルの動画が取れます。(さすがに望遠だと厳しく、広角での撮影に限ると思います)

写真撮影でも手ブレしにくくなったと感じており、強力なボディ手振れ補正技術は本当に素晴らしく、安心感があります。

 

ビューファインダーが見やすくなってた

ビューファインダーが非常に見やすくなってました。

DMC-GH3のビューファインダーは非常に不評だったし、自分もまともに使ってなかったんですが、DMC-G8では随分改善されてまして、いい感じで使っております。

  • 見やすい
  • ピントも合わせやすい!
  • ミラーレスらしく、水準器や各種情報が表示される

バリアングル液晶での撮影もいいけど、ファインダーを使った撮影もいいもんです。

 

G8に感じた不満点3つ

逆にDMC-G8を買う時に目をつぶったところや、買った後で不満に思ったところもあります。

これも3点挙げてまとめます。

 

4K動画撮影時はセンサーがクロップされる

G8は4K動画撮影する場合、センサー中心部だけを使い、周辺部がクロップされます。

つまり、4K動画撮影だと画角が強制的に狭くなるのです。

こちらの方の検証によるとGH4の場合は焦点距離が1.3倍になるそうで、G8もほぼ同じ焦点距離の変化が起こるので、12mmレンズを使うとその1.3倍の15.6mmで動画撮影することになるのです。

単純に広角での動画撮影がしづらくなりますので、正直やだなぁと思ってました。

自分は実際に使ってみた結果ガマンできず、超広角レンズ(LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.)を追加で買ってしまいました。

以下の動画はDMC-G8と超広角レンズを使って撮影してみたやつです。

レンズさえあれば、センサークロップも怖くないっちゃ怖くないんですが。

後継機種では4Kクロップが無くなってほしいと思い、今後に期待してます。

 

フルHD撮影時の動画画質はGH3の方が上

体感ですが、フルHD撮影だと最新のDMC-G8より旧機種のDMC-GH3の方が高画質に撮影できます。

これは、GH3はフルHD撮影時に50Mbpsという高ビットレートで撮影できたが、G8だとAVCHDの標準的なビットレートである20MBpsで撮影するためかと思います。

ですので自分はG8での動画撮影は、多少クロップされても全て4Kで行い、フルHDでの動画撮影はやってません。

 

電池の持ちが悪くなった

もともと使っていたDMC-GH3は、標準バッテリー1個で2時間の連続動画撮影が可能な機種でした。

G8はそこまでバッテリーが持たず、4K撮影だと80分程で電池が切れます。

GH3のバッテリーの持ちが異常に良かったという話もありますが、G8はバッテリーを多めに買ったり、外部電源を使って運用しております。

自分は「モバイルバッテリーを使って連続撮影時間を延ばす」に書いたように、1時間以上の長時間動画撮影時にはスマホ用モバイルバッテリーを接続して撮影してます。

 

「Lumix DC-GH5は扱いづらくて高価なので、DMC-G8を購入した」:まとめ

以上DC-GH5を買わずにDMC-G8を買った理由と、G8を1年使ってみた感想をまとめてみました。

参考になれば幸いです。

GH5を買わなかった理由

  • 高い
  • 重い
  • 動画ファイルが扱いづらい

DMC-GH3 → DMC-G8に買い替えて、よいと感じたところ

  • 長時間4K動画撮影機能
  • ボディ内手ブレ補正
  • ビューファインダーの進化

G8を1年使ってみての不満

  • 4K動画撮影時にクロップされる
  • フルHDの画質がいまいち
  • 電池の持ちが悪い

なお、本機種の作例や個々の機能については、下記の記事に書かせて頂きました。

「Lumixカメラのジオタギング機能を使ってみた」

「川崎の工場夜景を路線バスで撮影しに行く方法」